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ブース来場者のアンケート、何のために取っていますか?
イシモトキンヤ
展示会でアンケートを取っていますか?
「取ってますよ」という企業も多いと思います。でも、続けて聞くと答えは二分されます。
「来場者の要望を聞く程度」
「名刺交換と一緒に一応」
「手間になるから最小限にしてる」
多くの出展者にとって、アンケートは「来場者に手間をかけさせる、ちょっと申し訳ないもの」です。だから最小限にしようと考える。その気持ちはよく分かります。
ただ、その判断が、実は営業につながるべき来場者の情報を逃がしてしまっているとしたら?
アンケートは「情報収集」ではなく「商談の準備」
アンケートを最小限にしようとするのはなぜでしょう。
理由は単純です。来場者の時間を奪いたくないから。商品の説明に時間を使いたいから。そう考えるのは自然です。
でも、ここに落とし穴があります。
その考え方は、アンケートを「来場者の情報を引き出すためのツール」 と捉えています。だから「聞くなら最小限に」という選択になる。
一方で、営業側は別の情報を求めています。
「この人、今すぐ買う気があるのか」
「1ヶ月以内に検討しているのか」
「半年先の計画段階なのか」
つまり、購買フェーズがどこにいるのかを知りたいのです。
でも、多くの出展者は、この質問を用意していません。商品説明に費やす時間が優先されるから。結果として、どんな来場者だったのか、その記録は名刺と「良い反応だった」くらいの感覚で終わります。
後日、営業が顧客リストを見直すとき、何ができるでしょう。
「この人たち、誰から接触すればいいんだ?」
みんな同じ扱いになってしまいます。
購買フェーズを可視化する。
SHOWCASEが重視するのは、こう考えることです。
展示会のアンケートは、相手がどの段階にいるのかを可視化するツール です。
ここからの因果関係は一直線です。
商品や技術の説明は、ブースで十分にできます。営業なら何度でも繰り返せます。
でも、「購買フェーズ」は、その場で聞かなければ分かりません。
「今、導入を検討していますか?それとも情報収集の段階ですか?」
この答えによって、後の営業活動の優先順位が決まります。
「今月中に導入決定が必要」 → すぐに提案資料を送る。
「3ヶ月以内に検討予定」 → 定期的にフォローアップ。
「来年度の予算で検討」 → 長期的な関係構築。
「今は情報収集」 → 定期的に新情報を届ける。
同じ顧客リストでも、この情報があるだけで営業の効率は変わります。
「人数」を増やすことが展示会の成功ではなく、「会いたかった相手」と「そのタイミング」を正確につかむことが成功なのです。
アンケートの質問が少ないと、この判断ができません。
反対に、「いつ頃、どのような形で導入を検討していますか?」 という質問が核にあれば、来場者は答えます。自分たちの事情を話すことで、相手がどれくらい真剣に聞いているのか分かるから。
それは来場者にとっても無駄ではありません。ブースでの時間が「雑談」ではなく「自分たちの課題と向き合う時間」になるからです。
明日、見直してください
来週の展示会、または次の展示会に向けて。
いま用意しているアンケートを開いてください。
そして、この一行を足してください。
「導入時期について、いつ頃をお考えですか?(即座に必要 / 3ヶ月以内 / 半年以内 / 来年以降 / 未定)」
これをアンケートの核にしてください。他の質問は二の次です。
この一問で、営業のその後が変わります。
最後に
展示会のアンケートで最も大切なのは、質問の数ではなく、その質問がどのステップの判断を助けるのかという一点です。
「相手はいま、どこにいるのか」が分かれば、営業は次を動かせます。
自社のブースでも、同じことが起きていないか確認してみましょう
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